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2023/08/02
横植協会 05-14号
令和5年8月1日
横浜植物防疫協会からのお知らせ
輸入穀類の関する気害防止対策関係
【航海中に再循環式くん蒸等が実施された本船積み穀類等の輸入時における危害防止対策について】
農林水産省消費・安全局植物防疫課長から下記のとおり連絡がありましたので、お知らせします。
連絡の内容:
令和5年8月5日から、貨物として輸入される穀類等に対して、輸出国政府機関が発行する検査証明書の添付を厳格に求めることとしています。
一方、輸出国によっては、本船積み穀類等の輸出検査において病害虫が発見された際、検査証明書を発行するに当たって航海中のくん蒸剤による消毒を必須としている国があり、特に米国から輸入される穀類等については、本船の船倉の深さが20mを超える場合、船倉底部の辺縁部にパイプを設置してリン化水素ガスを循環させるくん蒸(以下「再循環式くん蒸」という。)が実施される見込みです。
これまで日本の各港では、再循環式くん蒸が実施されて穀類等が輸入された事例が少なく、過去に事例があった港においても、船倉やパイプ内のガスの残留、使用済みのパイプ等の処理などに課題が見られたことから、輸入者及び港湾関係者からは当該くん蒸が実施された貨物の取扱いに対して、安全面などを懸念する声が寄せられているところです。
ついては、航海中に再循環式くん蒸が実施された本船積み穀類等の積荷の搬出作業等が行われる際の注意点(別紙)に留意し、事故が防止できるよう、船上で作業を行う港湾関係者等に周知いただきますようお願いします。
詳細については、別紙 「航海中に再循環式くん蒸等が実施された本船積み穀類等の輸入時における危害防止対策について」の2,3ページ『航海中に再循環式くん蒸等が実施された本船積み穀類等積荷の搬出作業等が行われる際の注意点』をご確認願います。
以 上