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中国におけるTCDVdの発生情報に基づく対応について【横植協会07-16号】

2025/10/01 NEW


 

横植協会07-16号

                              令和7年9月30日

会員各位

横浜植物防疫協会からのお知らせ

 

種子(主にトマト、ナス種子及び栽植用テンジクボタン(Dahlia pinnata)球根関係

 

中国におけるTCDVdの発生情報に基づく対応について

 

農林水産省植物防疫課から下記の情報提供があったのでお知らせします。

 

 

〔農林水産省植物防疫課からの連絡:抜粋〕

 

1 経緯及び現状

(1)トマト退緑萎縮ウイロイド(Tomato chlorotic dwarf viroid(TCDVd))は、植物防疫法施行規則別表2の2の29項に規定される検疫有害植物であり、我が国は発生国からの宿主植物に対して精密検定を要求しています。

(2)そのような中、中国のテンジクボタン(Dahlia pinnata)においてTCDVdが発生していることが疑われる情報が得られました。現在、中国及びテンジクボタンは、規則別表2の2の29項(の対象地域・対象植物として規定されていません。

(3)過去5年間、中国からは、TCDVdの宿主植物であるトマトやナス等の栽培用種子については1,806件4,176kg輸入されており、TCDVd対象地域産テンジクボタンについては、栽培用球根が11件41個輸入されています。

 

2 対応

(1)こうした状況を踏まえ、中国側に対し、書簡により、TCDVdの発生状況や、防除の実施状況、テンジクボタンの由来等の詳細について、情報提供を要請します(期 限:令和7年10月末)。

(2)中国側から提供された情報を踏まえ、同国においてTCDVdが発生していると判断した場合、又は、同国から情報提供が無かった場合には、中国側に対し、CDVdの宿主植物(別紙参照)に対する精密検定を要請します。

(3)また、テンジクボタンが、TCDVdの宿主植物であることが判明した場合には、TCDVd発生国に対し、テンジクボタンへの精密検定を要請します。

3 中国に対して情報提供を依頼し、得られた情報を基に今後の輸入検疫措置を決定するまでの間は、中国産のTCDVd宿主植物(別紙参照)に対して、植物防疫所の輸入検査時に精密検定を行います。本精密検定で陽性となった場合、当該荷口は廃棄又は返送となりますのでご承知おきください。

つきましては、今後の輸入検疫措置が決まるまでの間は、極力、輸入の自粛をお

願いします。

 

輸入検査時の精密検定の詳細については、(説明資料)「中国におけるTCDVdの発生情報に基づく対応について」をご参照ください。

以上